サイトアイコン Calligraphylog – 書道の鑑賞と作品集

書道の評価基準について

よく、何級ですか?何段ですか?という基準で、書道の技術レベルを聞いてくる人がいますが、
何級何段は、団体の中での基準であって、全国共通レベルではありません。

昇級が難しいところもあれば、比較的容易に昇級できてしまう団体もあり、まちまちです。
唯一、全国共通レベルで書道の技術レベルが図れるとしたら、文部科学省後援、財団法人 日本書写技能検定協会主催毛筆書写技能検定硬筆書写技能検定です。

全国共通レベルとして、日本書写技能検定協会主催の検定を受ける事をお勧めします。

私が日本書写技能検定を受けた時は、3級・2級・1級しかありませんでしたが、
現在は5級・4級・3級・2級・準1級・1級とあるので、
書道団体の級試験を受けるより、日本書写技能検定を受けた方が、1つの基準としては良いと思います。
指定された会場でしか、受ける事ができませんが、
団体だと教室で受けれる可能性もあります。

私は出身の高校が特殊だったので、高校が会場となっていましたし、
検定を受ける事は必須ではありませんでしたが、ほぼ全ての人が受けていました。

日本書写技能検定の合格率

私が高校の時は、毛筆書写技能検定2級と硬筆書写技能検定2級を取得していましたが、

当時は、2級の合格確率は確か20%くらいだったことを考えると、現在49%の合格確率で2級が受かってしまいます。
平成18年度から準1級や5級が増えたりと、合格確率も比較的安易になっていると思います。
1級を取得すると、指導者証と認定書が与えられ、書道教室を開くのに利用できます。

ちなみに1級の合格率は、現在17%で、私の高校のころは8%くらいだったことを考えると、かなり合格率が高くなっていることが分かります。

書道の実力を平均的にみたいのならば、毛筆書写技能検定と硬筆書写技能検定を受けることをお勧めします。

毛筆書写技能検定と硬筆書写技能検定の勉強方法

私の場合、日本書写技能検定協会が出版している『硬筆毛筆書写検定理論問題のすべて』を買いました。

2級レベルを受ける予定だったので、3級からこの本を勉強して、すんなり受かりました。

元々、高校で勉強していたので、それほど検定のために対策とかはしていませんでしたが…。
どういう問題が出るのかを見ることができるので、対策にはなると思います。
逆に、どうやったら合格できるのか、実技の合格基準はどうなっているのかは載っていなかった気がします。
2級は、理論は合格できても、実技で引っかかる可能性が高いです。

(恥ずかしながら、15年前の話なので、現在はどういう内容なのかわかりません)

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